現在の仕事

注意を促し、指示を出しながら工事を進めていく「命を預かる仕事」。

近い将来、北海道新幹線が走ることになるトンネル工事に携わっています。私が担っている仕事は「施工管理」という仕事で、実際の工事作業を自分たちで行うのではなく、工事が安全かつ計画通りに進むよう、工程や坑夫さんを管理する役割です。 この仕事を言いかえるなら、私は「命を預かる仕事」だと思っています。現場ではすぐ近くで大きな機械や車輌が動いています。そのため、油断していると思わぬ事故や怪我をしてしまうことになります。その現場において、作業に当たる坑夫さんが事故や怪我にあわないよう注意をしたり、必要な指示を出すことが重要な役割だと考えています。

仕事の魅力

何もない場所にトンネルをつくる圧倒的なスケール感。

現在の現場のように、「何も無い場所にトンネルをつくる」という部分に魅力や楽しさを感じています。この現場のトンネルは、札幌まで延伸される北海道新幹線にとって、いわば「玄関口」のようなものだと思います。そうした仕事に携わることができる機会というのは、普通では考えられないことだと思います。こうした部分は、大きなやりがいにつながっていきます。また、これまでやったことがない仕事、できなかった作業が「できるようになっていく喜び」もあると思います。たとえば私の場合、トンネル工事で出る土を運び出すベルトコンベア。この据え付けを上手くできるようになりました。自分の成長を感じながら取り組める仕事だと思います。

仕事の失敗談

点検でのちょっとした見落としが「失敗」に…

管理を行っている機械、ベルトコンベアを壊してしまったことです。ベルトコンベアを動かすためには欠かせない潤滑油である「グリス」が切れかかっていることを、点検で見落としてしまいました。自分の些細なミスで大切な機械が壊れてしまい、現場には大変な迷惑をかけてしまいました。 ですが、この失敗の経験がもととなり、以前は出来なかった壊れた部品の交換作業まで自分でできるようになったんです。「転んでもタダじゃ起きない！」という考え方ですね。とは言え、もちろん「ミスを無くすこと」が最重要事項ではありますので、日々それを意識しながら仕事に臨んでいこうと考えています。

休日の過ごし方

現在の趣味は「釣り」と「野球」。将来は各地の現場に赴きたい。

休日は、基本的には「趣味の時間」にしています。現在の趣味は「釣り」と「野球」です。野球は元々中学・高校と続けてきており、ポジションはキャッチャーです。 少し話はそれますが、「仕事を通じて色々な場所に行ける」のも私の楽しみの一つでもあります。私たちは、工事が終わると次の現場へと、仕事をする場所を移します。北海道内各地はもちろん本州に行くこともあり、いろんな場所に行く可能性がありますが、行った先で新しい経験ができたり、その土地を楽しんだりできるので、全く苦にならず楽しんじゃっています。