川元建設のビジネスと技術
1940年の創業以来、トンネル施工の専門工事会社として技術・技能力を高め、1981年には橋梁工事の施工にも進出。
トンネル・橋梁の分野において常に先進的な工法に取り組み、今日では「トンネルと橋梁の川元建設」として高い信頼と認知を得ています。
主要取引先
長年の工事実績により、大手企業と揺るぎない信頼関係を構築。安定的に工事の発注を受けていることも川元建設の強みです。
取引先例
- 大成建設株式会社
- 戸田建設株式会社
- 三井住友建設株式会社
- 飛鳥建設株式会社
- 岩田地崎建設株式会社
- 伊藤組土建株式会社
- オリエンタル白石株式会社
- 日本高圧コンクリート株式会社
- 他
トンネル工事
当社は大手ゼネコンと協力しながら様々な工法に取り組んでいます。先進的な工法をいち早く取り入れることも多く、NATM工法、シールド工法において多数の実績があります。青函トンネルも川元建設が手がけており、北海道ではトンネル工事のシェアNo.1企業です。
実際の現場では、「シールドマシン」や「掘削機」など大型機械を使ったり、火薬による発破を行うなど、求められる施工は専門性が高く非常にダイナミックです。何千メートルも地中を掘り進めて貫通したときに、数センチ以内の誤差で納めることができるのも川元建設の技術力の証です。
トンネル工事の主な実績
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津軽海峡線青函トンネル
(吉岡工区)- 場所
- 北海道福島町
- 工事概要
- 総延長 53.85km(うち本坑・作業坑の一部施工)
日本を代表するトンネル工事にも参加し、安全性と掘削のスピードアップを可能にする工法で工事に貢献しました。
異常出水などの困難も克服し、川元建設としての工法確立・施工技術向上にも寄与するプロジェクトとなりました。 -
北海道新幹線渡島トンネル
(村山工区)- 場所
- 北海道北斗市
- 工事概要
- 延長 5,365m、幅員 8.5m、掘削断面 63.0㎡
新函館北斗~新八雲(仮称)間に建設されている全長32.675kmの長大トンネル。東北新幹線八甲田トンネル(26.455km)を抜き国内最長の山岳トンネルを作る一大プロジェクトにも川元建設が関わっています。
橋梁工事
当社施工の橋梁工事は、プレストレスト・コンクリート橋でPC鋼材を使用して、通常の鉄筋コンクリートに比べて強い荷重に抵抗でき、これによって鉄筋コンクリートよりも、長い支間長(スパン)を可能にしています。
主な架設工法としては、プレキャスト桁架設工法・プレキャストブロック架設工法・固定式支保工架設・大型移動支保工・押出工法・片持張出架設工法等があり、特殊な構造として、PCラーメン橋・PCアーチ橋・PC斜張橋・エストラドーズド橋・波型鋼板ウェブ橋等があります。
これらの工法・施工技術の高さから、川元建設の橋梁工事の実績は230カ所以上にのぼります。
橋梁工事の主な実績
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第2東名高速道路
富士川橋工事- 場所
- 静岡県庵原郡
- 工事概要
- 橋長 381m、全幅員 18.05m
アーチ橋 アーチ支間 265m
高速道路の路面を支える桁を鋼製、アーチ本体をコンクリート製とした、川元建設初の鋼・コンクリート複合アーチ橋の工事です。2004年度の土木学会で田中賞を受賞した自慢のプロジェクトでもあります。
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函館新外環状道路
湯の沢川橋上部工事- 場所
- 北海道函館市
- 工事概要
- 橋長 157.3m、全幅員 22.57m~32.25m(4BOX)、張出架設工法
日本有数の規模を誇る巨大橋梁・函館新外環状道路湯の沢川橋上部工事は、橋脚の規模も超巨大。この工事のために、新たなコンクリート打設の工法が開発されるほどのビッグプロジェクトとなりました。