青函トンネル
⻘森県/東津軽郡今別町〜北海道/上磯郡知内町
1985 年完成
総延⻑=53.8km
1985 年完成
総延⻑=53.8km
津軽海峡に海底トンネルを掘るというアイデアは第二次世界大戦中にすでに存在し、海底地質調査も戦後すぐの1946年に始まっています。青函トンネルは北海道側と青森側、両方から掘り進められました。北海道は福島町吉岡を基地とし、川元建設は大成建設の下請けに入りました。掘削した直後にコンクリートを岩盤に吹き付けて崩壊を防止するコンクリート吹き付け工法を採用し、安全性はもちろん掘削のスピードアップにも貢献。1974年、1976年の二度の異常出水では、復旧に非常な困難をともないましたが、それを克服。異常出水を受けて、岩盤を安定させるため水ガラスにセメントを反応させる注入方法の開発など、工法も施工技術も向上しました。2016年3月26日に北海道新幹線が開業しています。また、2016年6月1日開通のスイスのゴッタルドベーストンネルが開通するまで、世界最長の鉄道トンネルでした。